Tuesday, March 11, 2008

カリフォルニア ベイエリア


ホットグループ(東洋経済刊)の原著者、ハロルドJ.レヴィット教授が昨年12月にお亡くなりになり、教鞭をとっていたスタンフォード大学でメモリアルサービスが行われるので、2月半ば、ニュージャージーからサンフランシスコまでひとっ飛びしました。と、いうわけで、今回はベイエリアをご案内。

国内旅行とはいえ、大西洋側から太平洋側まで大陸横断、飛行時間6時間余り、時差も3時間。・・・こんなに飛んでも貨幣と言葉が同じでパスポートも要らないのですから、やはり広大な国です。アメリカとひとくくりにするのは憚られますね。。

おなじみニュアーク国際空港から飛び立ち、しばらく続くのが、ニュージャージ、ペンシルバニアのどこまでも続く丘と湖と森の世界。早く、黄金の州、カリフォルニアに着きたいものです。


エリー湖畔のクリーブランド上空。よく見ると、以前このブログに地上からの写真を載せた建物がいくつかあるのがわかります。エリー湖は氷が張っています。ワカサギが食べたくなります。


大陸をひたすら横断します。
ロッキーを越えて、


砂漠を抜けた後に


レイク・タホ
を過ぎると


やがて乾いた山がちの地形に。
そう、これがおなじみカリフォルニアの景色です!


やがてベイエリアに突入。

この色とりどりの水は何なのでしょうか?
着陸態勢に入ります。カメラは電源を切ってください!

サンフランシスコ国際空港からスタンフォードは車で30分ほど。アクセス抜群です。
世界中から優秀な学者と学生に簡単に来てもらえます。
この学校、アクセスの良さで優秀な人を引き寄せ、全米トップの学校になりました(嘘)。
ちなみに卒業するのは大変だそうです。


メモリアルサービスが行われた大学の教会。
レヴィット教授はユダヤ教だったので、ラビによって式が執り行われました。
ユダヤ式は初めての経験です。歌がとてもきれいでした。



アメリカのメモリアルサービスは故人との思い出話を笑いをも交えながら代わる代わる語るというもの。語りの代りに歌をうたう人もいます。服装も喪服ではなくてスーツが標準。お香典のような金銭の授受はありません。

ス タンフォードのこの式では、スタンフォードビジネススクールのトップ教授達が次々に笑いを交えた故人との想い出話をしていきました。この中にはベストセ ラー、「ビジョナリーカンパニー(Build to Last)」の著者、ジェリー・ポラス教授や、ジェフリー・ファイファー教授などの超有名MBA教授達もいました。皆、レヴィット教授に学んだのだそうで す。




式の後、スタンフォード大学の美術館へ。入場無料(入場料のかわりに数ドル寄付する習わしです)なのに素晴らしいコレクションです。ロダンの考える人から、ポップアート、アメリカの風景画の数々、さらには無数のネイティブアメリカンの美術。何とエジプトのミイラまであります。





この夜はカリフォルニア名物、In-N-out バーガーへ。
このIn-N-out、裏メニューが堂々と存在します。
定番の裏メニュー、ダブルダブルバーガーのアニマルスタイルを注文。ここのハンバーガーがアメリカで一番だと思います。In-N-outの自 慢は冷凍庫を持っていないこと。牛肉は冷凍でないものを使用、野菜は地元の新鮮なもの、フライドポテトは各店舗でジャガイモを切ってその日に作ったものだ けを出しています。


アニマルスタイルは タマネギをその場で炒めてくれます。
プロテインスタイルはバンズの代りにレタスで挟んだバーガーです。アメリカでは5年前ほどにローカーブダイエット(炭水化物を避ける食事)が大流行。この流れに乗った、パンを避けたバーガーです。
さらに挟む牛パテーは12枚まで注文可能。
裏メニューを頼むと店員の目がキラリ☆と輝きます!

In-N-outの店舗展開は、カリフォルニア、アリゾナとネバダに限定。プリンストンでIn-N-outといっても多くの人が知りません。20年前に東京の人にかむくらのラーメンの話をしたときのような感じです。

In-N-out、新宿サザンテラスに出店したら3時間待ちの行列ができると思うのですが、まずはアメリカ東海岸への進出を先におすすめするとしましょう。



ベイエリアといえば、シリコンバレー。もう死語かもしれません。
シリコンバレーの中心、クパティーノにあるアップルの本社へ行ってみました。
別に用があるわけではありませんが、16年間マッキントッシュを使ってきた自分にとって、いつかはいってみたいガンダーラのようなところなのでとりあえず詣でます。無限ループという住所からして素晴らしいのひとこと。



30 年以上も時代の先端を走ってきたこの会社。次の仕掛けを秘密裏に練るため、厳戒な警備体制で門から遥か彼方の社屋を眺めるのかと思いきや、門など全く無し。


ビルには簡単に入ることがで き、本社の建物内には、カンパニーストアーが。全世界のアップルストアにない、ここだけのアップルロゴ商品が山のようにあります。

ユーザフレンドリーが社 是のようなこの会社、おもてなしの心を感じました。アップルマークのマグカップ、マウスパッド、Tシャツを購入。またしても林檎ブランドに忠誠をつくして しまうのでした。。。



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少々個人的な話題:

ベイエリアには30年以上に渡って家族ぐるみでおつきあいしているお宅が2軒あります。一軒は、かの PCR法(ポリメラーゼチェーンリアクション法)の 発明に携ったサイエンティストとその奥様。オークランドにお住まいです。PCR法発明の裏話をあらためてじっくりと教えて戴きました。この話は、「生物と 無生物のあいだ」や「がん遺伝子の発見」などの新書で丁寧に紹介されていますが、本当の話はかなり違うようです。内容はこの方に口外しないように言われま したので、残念ながらここではお話できません。実話には作家の作り話を遥かに超えた凄いものがあることをあらためて知りました。
ねっ、聞きたいでしょう?・・・駄目ですよ!


そしてもう一軒はマウンテンビューにあるお宅。長いおつきあいです。
31年前, 1977年にうちの一家がアメリカから日本に帰った際に引き取って頂いたという、伯父の作った皿を今でもう大切に使っているのを知り感動しました。この機会に訪問し、じっくりとお話する機会が持てました。




ベイエリアには、ドラッカースクールのクラスメートが大勢住んでいます。ドラッカースクールで優秀だった奴らがこのエリアでこぞって働いています。
単 純比較はいけないのでしょうか、ドラッカースクールのある南カリフォルニアに比べ、ベイエリアはどこか洗練されていて、MBA向けの仕事が多くあるという 印象があります。6人のドラッカースクールのクラスメートとそのsignificant othersと面会。皆自分の仕事を通じて社会に貢献しているようで、ドラッカーの基本的な考えを実践している様子が伺えました。

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さてここから、再びブログの本文へ。



ベイエリアは複雑な地形と複雑な気候で有名。
晴天かと思えば、どこからともなく霧が立ちこめてきます。

名物は霧だけではありません。巨大な馬もいっぱい。





サンフランシスコ名物、カリフォルニア通りの急坂。
ケーブルカーに道を譲りながら、坂道発進で何とか地面にヘバリ付いて、坂を上ります。
生きた心地がしません。

急斜面、斜めに滑れば緩斜面。どこかのスキースクールで教わりました。
健脚になります。

アルカポネのいたアルカトラス島。街の随所から見えます。
「今度悪さしたら、お前もあの島行きだよ!」
とサンフランシスコの肝っ玉下町カーちゃん達は叱っていたのでしょうか。

都電荒川線のライバル。


横浜ベイブリッジのライバル。

そしてモスバーガーの将来のライバル。
In-N-Out。
今回の旅、早くも2軒目に突入です。

行列ができても丁寧なカスタムオーダーメード。
裏メニューでライスバーガーができる日も近い?

手ちぎりレタス、冷凍していないポテトと牛肉。
旨い、ホント、旨い!



ベイエリアの奥座敷は、かの、ワインカントリー。
ナパバレーとソノマがあります。
日程的に、両方の訪問はちょっと無理。我が家の定番ワインはナパバレーが本拠地のものが多いことから、ナパバレー行きに決定。

ナパ市ではなく、そこから北東にある、シルベラド・トレイルがナパバレーの中心。
ワイン銀座といったところです。


まずは、我が家の赤ワインの定番、Clos du Valから。
試飲の結果、カベルネソービニオン2004年とピノノワール2005年を購入。

続いては、日本でのカリフォルニアワインの代名詞、ロバートモンダビ7801 st. helena highway 29 oakville, CA.ラベルに書いてあるこの建物は余りにも有名ですね。
ここまで来てわざわざロバートモンダビ?と思うなかれ。試飲したら、このブランドがここまで有名な理由をあらためて知りました。味の深さと期待を裏切らな い安定した味がロバートモンダビのブランドを作り上げているということを知った次第です。試飲の結果、甘い変わり種のワイン、MOSCATO D' ORO 2006を購入。名前からしてマスカットのワインだと思うのですが、硬派な赤・白のワインを抜いて、ダントツの旨さでした。

ロバートモンダビのお向かいにある、モンダビ系列の高級ワイナリー、オーパスワン。まだ口にしたことがありません。ここは予約が必要。大人になったら飲んでみたいものです。

我が家のもう一つの定番、BV。試飲の結果、Syrah2004年とGEWURTRAMINER2006年などを購入
そろそろ法律で定められた飲酒運転になるアルコール血中濃度に達しそうなので、ここで今日の試飲は打ち止めです。

Sunday, March 02, 2008

冬のニューヨーク点描

今回は地元密着、マンハッタン。

アメリカ横断ウルトラクイズに使われた、故メイナード・ファーガソンの名演、スタートレックのテーマを聴きながらお楽しみください。




まずは、「マンハッタン島のおおよそ」からスタート。
マンハッタンに関する蘊蓄はいっぱいありますが、その昔、ネイティブアメリカンがオランダ人にこの島を24セントくらいで売ったという話は有名ですね。土地所有権の考え方が根付いていなかったネイティブの方々が損をした話として語られることが多いようです。でもこの話にはもう1つネタがあります。それはその当時の24セントに現在までのインフレやその他の経済指標を入れて計算すると、何とマンハッタン島の現在の土地の価値にほぼ合致するのだという話。どこまでホントかはよくわかりません。

さて、そのマンハッタン島、無理矢理例えれば、大根のような形をしています。大根は主根と側根からなっていますが、マンハッタン島も同じです。側根はピアと呼ばれる埠頭からできています。

大根の先の部分がバッテリーパーク、少し上がったところが旧ワールドトレードセンターのグラウンドゼロと金融街ウォール街になります。この辺りがダウンタウン。
トライベカだの、チェルシーだの、SOHOだのという詳しい話はここでは省略します。
(ニュージャージー、ウィーホーケン市から撮影)


マンハッタンというと超高層ビルで埋め尽くされているように思いがちですが、このエリアから暫く大根を上に上がったあたりは高いビルが見当たりません。

さらに大根を上がって行くと、おなじみエンパイヤステートビルがあります。代々木のdocomoのビルではありません。このあたりがミッドタウンです。アメリカの新宿アルタ前、タイムズスクエアもあります。
(ニュージャージー、ウィーホーケン市から撮影)



ロッカフェラーセンター付近から、リンカーンセンター、セントラルパークあたりへ。
Link

ウエストサイドと呼ばれるあたり。レナード・バーンスタインのウェストサイドストーリーの「アメリカ」が聞こえてきます。♪スタタ、スタタ、スタ、スタ、スタ。


アッパーウエストからハーレム方向へ。

ミッドタウンの全体はこんな感じです。(ニュージャージー、ウィーホーケン市から撮影)




グランドセントラルステーションとクライスラービル。マンハッタンに2つあるターミナル駅の1つです。グランドセントラルステーションは近郊都市への列車の発着が中心。日本人は得意の省略で、「ぐらせん」と呼んでいることが多いようです。日本人以外には通じません。グラハムセントラルステーションと間違えられてしまいます。クライスラービルの外装はステンレス製。錆びません。無言のマーケティングメッセージ。

大人になったら一度は来たい、ここのオイスターバー。これが中央駅だ!といわんばかりにライトアップされています
グラセンの地下は食堂街。
しぶちかのフードショウが影のライバルです。
どこか未来派の雰囲気ですね。
意外と知られていない、この3つのビルの位置関係。
有名な左側のビルメトライフビル。
「いや、そんな名前ではなかったはず」というあなたは、年がバレます。
詳細は後ほど。

もう一つのターミナル駅。ペンシルベニアステーション。ペンシルバニア鉄道の発着駅でした。通称ペンステーション。これは日本人が省略したわけではないので普通に通じます。
この日はドカ雪。街全体がマヒしていました。

ニューヨークの新宿アルタ前、タイムズスクエア。NBCのヒーローズに登場する日本人、ヒロは日本からココに超能力で移動し「ヤッター」と甲高い声で叫びます。「ヤッター」は、一昨年のアメリカの流行語の一つでした。年越しの時に明治神宮のような人出になって盛り上がるのもココです。


街全体が広告塔。ブロードウエーのミュージカル、ストライキが解消して営業再会です。

日によって色が違うエンパイヤステートビルのライトアップ。東京タワーと相談しているとか。

映画「デイアフタートゥモロー」で少年達が立てこもった図書館付近から。本は燃やしてはいけません。

ここ、ゴーストバスターズに出てきませんでしたか?気のせい??

こんなに都会なのに、首都でも州都でもない、ニューヨーク。そもそも、アメリカでは行政都市と商業都市を分けているのがほとんどです。

エンパイヤステートビルがちょこっと見える感じは、東京における東京タワーのそれに近いものがあります。

ロッカフェラーセンター。屋上は展望台トップオブザロック。テレビ局、NBCのスタジオがあります。毎朝のTODAYショー、深夜のコナン・オブライアンのショー、土曜夜のアメリカの「俺たちひょうきん族」:サタデーナイトライブはココで収録されています。
その昔、LAにグラミー賞が固定されていなかった頃は、ここにある、ラジオシティーでグラミー賞が行われていたこともありました。


5番街にあるサックスフィフスアベニューの本店。
名前にもう少しひねりが欲しいところ。パークアベニュー、日本領事館付近。
Met LifeビルはかつてはPANAMビルだったかの有名なビル。
20世紀の代表建築の一つです。
グランドセントラル駅に直結しています。

PANAMはかつてはとても有名だった航空会社。
今はアビエーションの表舞台からは姿を消しました。
このビルの屋上でアメリカ横断ウルトラクイズの決勝戦が行われていました。
あの緊張感が懐かしく甦ります。

日照権が気になったら、ニューヨーカーの資格なし?
街全体が半日村です。
マグリットの「光の帝国」のようでもあります。


スカイスクレーパー=高層ビル。
スカイ=空、スクレープ=引っ掻く
空を引っ掻いています。


分かりやすいジャズを食事とともに楽しむなら、44番街バードランド。
六本木風のジャジーな夜が楽しめます。

日曜午後9時からはチコオファーレ・アフロキューバンジャズオーケストラです。


結構地味な外観。気をつけていないと通り過ぎてしまいます。

マンハッタンの日曜昼は小学校の校舎でフリーマーケット。
きもの、レア盤の音楽DVD、古地図、銀食器まで、ウォルマートとターゲットに置いていないものだけあります。

街角一つ一つが絵になるマンハッタン。
スパニッシュハーレム、別名、エル・バリオの116番街からパークアベニューを南に臨む。
左上はロングアイランドレイルロードの高架。
味のある街です。昼間は治安もそれほど心配ありません。

同じく、116とパークアベニューの交差点。
エル・バリオ。プエルトルコ番外地。


116th stの駅を出てすぐ、スパニッシュハーレムの真ん中に本格プエルトリコ食堂、モフォンゴの食べられるクチフリトスがあります。

超本格派でプエルトリコ系のお客さんでごった返しています。
テイクアウトとカウンターでのイートインが選べます。
本格的すぎて、プエルトリコよりも英語が通じません。
スペイン語かボディーランゲージが必須です。
ここは安、旨、デカ、の3拍子が揃っています。
一食の単価は4ドルくらい。それでこの量です!!
肉のフライとマッシュしたプランテインのフライ。
こちらも4ドルくらい。モフォンゴ定食です。本国と同じ味。



続く。