Tuesday, February 19, 2008

プエルトリコ3

旨いもので溢れる島、プエルトリコ。夜も更けた後、コロン広場の前のCafe Puerto Ricoへ。

カフェプエルトリコ(Café Puerto Rico Calle O Donnell 208, Old San Juan, 787/724-2281
狭い間口ながら、洒落たお店です。


ユッカフライ。知らずにいればフライドポテトのようですが、カリブの穀物ユッカです。
島ではやはり、魚ですな。
バナナの一種、プランテインをマッシュしていろいろな食材と混ぜた、モフォンゴ。プエルトリコの代表的な料理です。プランテインはバナナよりも甘くなく、お芋のイメージ。ハマります。コレステロールゼロ。
プエルトリコはデザートも美味しい。
翌日はオールドサンファンから船に乗って対岸に行き、世界最大のラム工場、バカルディーのメイン工場へ。
対岸では乗り合いタクシーが待ち構えています。
工場は港から離れた所にあり、途中にはちょっと濃いめの集落もあるので、実質タクシーが唯一の足です。観光客に選択肢を与えないのが儲かる観光の基本ですね。

怪しげなので一瞬、拉致されてないか心配になりますが、実質船に乗っていたリゾッチャなアメリカ人20人くらいが皆でゾロゾロと乗り合ってます。
まあ、この雰囲気なら大丈夫でしょう。。。多分。

・・・そうこうしているうちに、工場に入りました。ホッ。
何人車に詰め込んでも一人4ドル。よい商売です。
工場は不便な所に作りましょう。
到着すると、まず、工場歓迎の無料ラムカクテルが2杯提供されます。程よく酔い始めたところでトラムへの乗車案内が流れ、南国の真昼にラムカクテルを飲んでほろ酔いになったお客を詰め込んで、工場見学のトラムが発車します。工場ツアーのスタートです!


この工場からキューバリブレ、ピナコラーダなどもろもろのカクテルになる、あのバカルディーラムが全世界に旅だって行きます。お宅のラムのラベル、Puerto Ricoと書いてありませんか?

バカルディーのブランドシンボル。コウモリ。
会社の歴史、様々なラムの香りの嗅議比べのプレゼンテーションがあった後に、バーテンダーさんが様々なラムカクテルの作り方のこつを伝授します。キューバリブレのコーラは、コカコーラでなければダメなのだそう。ペプシを使うと、ラムペプシなんだそうです。なんとここには、工場限定品もあるとのこと。なぜか「限定」という言葉に弱いのが辛いところ。マーケティングの罠にまんまとはまります。皆少々酔っているのでなおさらお財布が緩みます。
さらに続く刷り込みマーケティング。圧巻。
刷り込みが効いて、お約束通り工場内の土産物屋へ。工場限定の高級品は高すぎて手が出ず。結局、何所ででも買えるラム2本を購入。現地で買ったというのが大切・・・お土産は理屈ではありません。はい。。。

船でオールドサンファンに戻り、また建物探訪問。渡辺篤史。




こちらはプエルトリコの政府。アメリカ合衆国とつかず離れずのバランスを保つ達人たちがお勤めです。
再びカリベヒルトンから大西洋。
夜のプールはリゾート気分一杯ですが、

その外の海は、ジャック・スパローが骸骨海賊と戦ってそうな、月夜の荒れた海です。


Ajili Mojili Ave. Ashford 1006 787/725-9195
お洒落なプエルトリコ料理店。

料理人の細かな仕事が’わかる繊細な料理です。昼間からモヒートがすすみます。
プエルトリコは島。磯の動物の観察は必須ですね。
磯のエチケット、ひっくり返した岩は元に戻しましょう。


サンファンで便利なのが、市民の足、バス。
クルーズ船が到着する港の前に一大バスターミナルがあります。藤沢駅前と勝負できそうな規模です。市民の足、バス。洋の東西を問わず。

再び、オールドサンファン。

薬局&雑貨店も洒落ています。
地元のスーパーで文化人類学。ユッカやカリブの根菜類が並びます。

あまりに旨かったので、再び、 EL JIBARITO (El Jibarito Calle Sol 280, Old San Juan, 787/725-8375) へ。
今度は夜の部です。


こんな感じのキッチンでいろいろな煮込みが用意されます。
おなじみモフォンゴとエビ料理。
こちらは、ライスと豚肉です。豚と鳥も美味しい。
ここのココフラン。バカです。とろけます。

最後のシメは音楽で。空港の近くのホテルサンファンで夜遅くにラテンジャズとサルサ、メレンゲのライブ演奏があります。
皆、踊ります。細かいことはあまり気にしません。思い思いに踊っているという感じ。
ある意味、日本のサルサ界よりも敷居が低いかもしれません。
クラーベのリズムに乗って夜が白むまで踊ります。

プエルトリコで手に入るソーダ。マイアミにもありそうです。


大〆は空港でポジョ。鳥の丸焼きです。これは忘れられない味。これを食べに、次の飛行機の乗り継ぎはサンファンにしようかと思うほど。
サイドはプランテインです。
プエルトリコは最高級グレードのコーヒーの一つ、アルトグランデを作っていることでも有名。こんなに色々な銘柄があります。プエルトリコでは島の外のコーヒーを提供することは原則御法度。自ずと美味しいコーヒーに出会えます。
以上、食いしん坊万歳、プエルトリコ編でした。

Sunday, February 10, 2008

プエルトリコ2

坂道と色とりどりの建物が並ぶオールドサンファンの町並み。
南国風でもあり、地中海風でもあります。


扉もとっても鮮やかなラテン系。


電車の絵もどことなくラテン系。


鮮やかなペンキの色に強い日差しが反射し合って、さらに独特の彩りを放っています。


足下を見れば、そこには水道マークAGUA。写真が上下逆ですが。。


 色の組み合わせの妙もあれば ・・・

青一色の神秘的な路地もあります。



お宅もご近所と一緒にペンキ塗り、してみませんか?
パステルカラーがお勧め。



そろそろお腹が空いたので、まずはぶらり食の旅第一弾。
コロン広場の前のカフェベルリンでお食事です。


マンヒートークラベティニイ:ビネグレットでマリネしたカニ、マンゴーチャツネ、揚げたプランテイン(甘くない青ばなな)からなるカクテル料理。



地元の海産物のフリッター。揚げシーフードなのはわかるのですが、何を食べているかは不明。。。

食事を終えて坂道をさらに上ります。

カリブの海賊からサンファンの街を守っていた要塞に到着。
遠方に現代の海賊、クルーズ船が見えます。やはりこの島に宝をあさりにやってきますが、現代の海賊はお金も落としていきます。オールドサンファンの街には宝石屋と土産物屋がいっぱいです。




モロ要塞からの眺め。
プエルトリコの北側は、大西洋に面しています。
貿易風が吹き続け、海は荒れています。

やはり元スペイン領。地中海の景色と言われれば、そんな風にも見えます。
スパニッシュギターの奏でが聞こえてきそうです。



一方、宿泊先のカリベヒルトンは、いわゆるアメリカのリゾート。


朝、昼、晩と1日何度もスコールがやってきます。
スコールが過ぎれば虹が出ます。
南国パラダイスの必須アイテムですネ。

カリベヒルトンは、ヒルトン初のカリブ海進出だったホテル。
有名なカクテル、ピナコラーダが開発されたのがココです。

ここのバーテンダーRamon "Monchito" Marreroさんが、このリゾートに似合う、南国風ながらリッチな味の飲みやすいカクテルを作りたいと、3ヶ月かけて1954年に作り出したレシピがピナコラーダです。

ところがオールドサンファンの街中にも「ウチこそが元祖」と主張しているお店があります。
元祖、本家の争い。どこかの古都の八つ橋のようです。
仲良く正直にいきたいものですネ。



まあ、何はともあれ、ピナコラーダをその生誕地で楽しまないわけには、いきません。早速、カリベヒルトンにある、 プールに入ったまま、お酒が飲める外のバーで注文。奥に見えるお兄さんがBacardi151(75度)を使って早速作ってくれました。旨!



ここ、カリベヒルトンでは、ピナコラーダの注文がひっきりなしなので、予め混ぜたミックスを使っています。ちょっとがっかりですが、味はいつもほぼ一緒。ある意味安心です。
酔いがまわって写真が横ですが、こんな 砕氷機で氷と一緒にラムとピナコラーダミックスを混ぜてくれます。



ちなみにレシピは
ラム2オンス、ココナッツクリーム1オンス、ヘビークリーム1オンス、生パイナップルジュース6オンス、クラッシュアイス1/2カップです。

ブレンダーにラム、ココナツクリーム、ヘビークリーム、とパイナップルジュースを入れ、氷を加えて15秒ブレンドします。これを12オンスのグラスに入れて、パイナップルとチェリーの飾りを加えます。




Bacardi 151入りのピナコラーダで ほろ酔いになったところで、再びオールドサンファンの街に繰り出します。


この景色も見慣れてきました


地元の人々で賑わう EL JIBARITO (El Jibarito Calle Sol 280, Old San Juan, 787/725-8375) へ。


白昼酔って?またしても写真が横ですが、プエルトリコの天然水とOKコーラシャンパンなるソーダがお昼ご飯のお供です。 ポークの煮込みとライス。不思議と日本人の口によく合います。ちなみにこの店、日本人観光客はゼロ。

「第三惑星の歩き方」に載っていないに違いありません。穴場!

これ、別の種類の煮込みとライス。ゲキ旨です。


バナナ料理モフォンゴ 。繊維たっぷり。



バナナの料理。確かその名はアマリリョ。



ここのお店のココフラン。南新宿に出店したら2時間待ちは必至のお味。

とろけます。
旨いものが盛りだくさんの島、プエルトリコ。まだまだ続きます、