Monday, August 27, 2007

アップステート ニューヨーク その1 アルバニー

先週末、ニューヨーク州ーバーモント州ーニューハンプシャー州という、アメリカ陸奥の旅?に行ってきました。

今日はそのご報告第1弾。


Q:ニューヨーク州の州都はどこでしょう?ニューヨーク?
A:いいえ、アルバニーです。(オルバニーと発音する人もいます)
Q:それはどんな所でしょう?
A:????

というわけで、あまり知られていないニューヨークの州都アルバニーのご紹介です。
旅の一日目は、金曜日の終業後、夕方のニュージャージー北上から始まります。夕暮れ時にニューヨーク州に入り、天気が不安的気味になって、霧が出てきました。
夜に入って爆風を伴う激しい雷雨になり、危険なため、走り続けることを断念。高速の出口に近いクオリテーインに駆け込もうと高速の料金所に行くと何故か真っ暗な中で料金精算。信号も消えています。悪い予感がしながらクオリテーインに行くと、先程の落雷で停電、コンピュータがダウンしているのでどの部屋が空いているかも分からなければ、電子カードキーを発行することもできないので、チェックインができないとのこと。それでも嵐の中これ以上走りたくないので、粘りました。客室から盛んにケーブルテレビが映らないとの苦情を受けながら、受付担当は一所懸命にコンピューシステムを再起動しています。30分粘ってシステム再起動。無事チェックイン。
翌朝は嵐が一過した快晴です。樹海のようなアップステートニューヨークをいざ北へ。州都アルバニーへ進路を取ります。
森の中、突如としてビル群が現れました。これが州都アルバニーの景色です。あのビル群はどうなっているのでしょうか。不思議な雰囲気が漂っています。
ハドソン川沿いの低地から町に入ります。ヒストリックと書いてあるところは素通りできませんよね。
横浜銀行の本店を彷彿させる銀行の建物の角から一気に坂道になります。ヒストリックな気分が一気に盛り上がる町並みです。
坂の上に何やら立派な建物が見えてきました。これまたヒストリックです。
州都らしく歴史的な議事堂が坂の上に建っています。よくあるドーム型ではないのが、特徴です。この議事堂からふと横に目をやると何やら不思議な世界が広がっています。
右手には平べったい同じ形のビルが4つ。
左手には何やら怪しげなハマグリ型の建物と高層ビルが、さらに中央には立派そうな建物とその手前の池があります。そして何より、人がまるでいません。子供の頃に見た、宇宙戦艦ヤマトに出てきたニセモノの地球を彷彿とさせます。たしか、「ヤマトよ永遠に」という映画に出てきます。
とてつもなく広いのにひとっこ一人なし。これがあのビル群の正体だったのです。
こここそが、泣く子も黙る、エンパイアステート、ニューヨーク州の威信の現れ、エンパイアステートプラザなのでした!凄い。


ハマグリ型の建物はザ・エッグ。卵型のホールだそうで、スティーブヴァイなどがコンサートをやっているそうです。
ザ・エッグと高層ビル。まるで月と宇宙ステーションのようです。2001年宇宙の旅といった雰囲気があります。


未来派のアートが計算された配置で置かれています。配置そのものがアートなのでしょう。
4つのビルは州政府のオフィスビル。オフィスビル自体もアートになっています。
ひょっとして、州の役人の方々が皆、窓ありの部屋を希望してこんな4つのビルになってしまったのかも。

アルバニーは人間も未来派です。




ヒストリックと思いきや、未来派なアルバニー。森の中に突如として現れます。




















Sunday, August 12, 2007

アレサ・フランクリン コンサート 魂の音楽





フィラデルフィアといえば、ソウルミュージックの都。
ここでは地元の人々に音楽をと、破格の値段で超一流アーティストがコンサート行っています。

ソウルミュージックの大御所、アレサ・フランクリンが出演することを知り、終業後、会場に駆けつけました。

会場はゲットーともいえる地域の中、しかもお客さんの9割以上はアフリカンアメリカンの人々。うちの二人は完全に浮いてます。場違いって感じです。でも、びびらない、びびらない。音楽は世界共通の言語のはず。

当日券だというのに、ラッキーなことに前から5列目となりました。中国人と間違われながらも、「こちらもナイジェリア人とケニア人の違いはわからないわな」と思いながら、会場内へ。満席でホント、アフリカンアメリカンの人々でびっしりです。

そして、アレサ・フランクリン登場。65歳、さすがにふくよかになっていますが、その全身から出る楽音、バックの演奏との調和に痺れました!これぞ、音楽、脱帽です。

アレサ・フランクリンは客席に向かって、「聴きたい曲は何?ちゃんとお金を払っただけの価値のあるステージになっているかしら?」といってサービス精神、マーケティングマインドに溢れているおばさまでした。途中で、予定曲を変更して、お客さんのリクエストに応えます。バックバンドも大変そうでした。

60年代から近年までのナンバーワンヒットの連続演奏で2時間弱。ステージが終わっても、観客に応えて何度でもステージに帰ってくるサービス精神、学ぶものもいっぱいありました。

素晴らしすぎる音楽に解説、蘊蓄はいらない。そう感じた最高のコンサートでした。


コンサート後は近くの観客の方とその興奮を語りあい、コンサート前に感じていた場違い感もすっかり消えていました。

Monday, August 06, 2007

水運の都プリンストン〜カヌーをやってみました

プリンストンにはラリタン川(ニューヨークの近くに河口をもつ)からデラウエア川(ペンシルベニア州とニュージャージー州の境)を繋ぐ運河が通っていて、運河全体が公園化されています。


今日は、このデラウエア・ラリタン運河のカヌーに挑戦してみました。カヌー乗り場は通勤路沿い、アレキサンダー通りにあります。


係の方に「初めてなんですけど・・・」というと、「最初は戸惑うけど、15分くらいで何とか分かるから大丈夫。じゃあいってらっしゃい」といっていきなり出航。不安ながらもジャングルクルーズな雰囲気が一気に盛り上がります。

ところが、少しスピードが出せるようになったところでいきなりハプニング発生!!
船が岸壁から垂れ下がった茂みに突進し、コントロールしきれず、megumuが茂みの中に!!!
枝の引っ掻きキズと茂みから落ちてきた虫、葉っぱ、その他色々なものにまみれてしまいました。。。。

船は急には曲がれない。身を持って知った次第です。これからというもの、運航のテクニックは徐々に上がり、ジャングルクルーズ気分を再び取り戻しました。


亀、泳ぐ蛇、トンボなどいろいろな動物に出会い、運河を往復すること1時間30分。これで2人で16ドルならば、結構リーズナブルな非日常体験です。(1時間13ドル、追加1時間につき6ドル、1日35ドル)

腕を使っていたはずなのに、陸に上がると足がフラフラ。結構、無意識に足でバランスを取っていたのかも知れません。


今度はカヤックに挑戦予定。

Saturday, August 04, 2007

ジャージーショア Jersey Shore








夏ですね!
夏と言えば、海ですよ、海!
ここ、ニュージャージーも湘南に負けてません。

プリンストンから295号、195号を走って真っすぐ東へ。
ベルマー(ベルマール?)の海岸に到着です。

ほとんどゴミが落ちていないので、裸足で走り回っても大丈夫。




砂浜はタバコもお酒も禁止なのでとっても健康的です。


磯では子供達が、カニ採集。フジツボとイガイが岩を覆っています。


浜から少し離れた岩には、海鳥の群れ。



砂浜には、ホモサピエンスの群れ。・・・失礼。
皆程よく日焼けしていて、いろんな人種がいることを忘れてしまいます。

誕生日につき、海岸の露天のお店でささやかなパーティー。

お酒は外ではだめ&運転があるので、お酒はやめてルートビアで乾杯。
おつまみは、生の二枚貝。かなり旨くておすすめです。
もう一品はスロッピーショアなるサンドイッチ。これはまあまあ普通でした。

このベルマー(ベルマール?)、海から道一本を隔てて湖があります。面白い地形です。



この辺りは海辺の貸別荘がたくさん。

各家、週末のひとときを楽しそうに過ごしていました。アメリカのユトリを感じたベルマー(ベルマール?)の夕方でした。