Sunday, August 12, 2007

アレサ・フランクリン コンサート 魂の音楽





フィラデルフィアといえば、ソウルミュージックの都。
ここでは地元の人々に音楽をと、破格の値段で超一流アーティストがコンサート行っています。

ソウルミュージックの大御所、アレサ・フランクリンが出演することを知り、終業後、会場に駆けつけました。

会場はゲットーともいえる地域の中、しかもお客さんの9割以上はアフリカンアメリカンの人々。うちの二人は完全に浮いてます。場違いって感じです。でも、びびらない、びびらない。音楽は世界共通の言語のはず。

当日券だというのに、ラッキーなことに前から5列目となりました。中国人と間違われながらも、「こちらもナイジェリア人とケニア人の違いはわからないわな」と思いながら、会場内へ。満席でホント、アフリカンアメリカンの人々でびっしりです。

そして、アレサ・フランクリン登場。65歳、さすがにふくよかになっていますが、その全身から出る楽音、バックの演奏との調和に痺れました!これぞ、音楽、脱帽です。

アレサ・フランクリンは客席に向かって、「聴きたい曲は何?ちゃんとお金を払っただけの価値のあるステージになっているかしら?」といってサービス精神、マーケティングマインドに溢れているおばさまでした。途中で、予定曲を変更して、お客さんのリクエストに応えます。バックバンドも大変そうでした。

60年代から近年までのナンバーワンヒットの連続演奏で2時間弱。ステージが終わっても、観客に応えて何度でもステージに帰ってくるサービス精神、学ぶものもいっぱいありました。

素晴らしすぎる音楽に解説、蘊蓄はいらない。そう感じた最高のコンサートでした。


コンサート後は近くの観客の方とその興奮を語りあい、コンサート前に感じていた場違い感もすっかり消えていました。

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