Sunday, April 06, 2008

アレサフランクリン at Radio City Music Hall


ニューヨークの名ホール、ラヂヲシテーに行ってきました。

公演は昨年夏にフィラデルフィアでも聴いたアレサフランクリンです。今回は、アレサフランクリンが目的の半分、そしてもう半分はラヂヲシテー。アールデコデザインがちりばめられた、ロッカフェラーセンターの音楽ホールです。
ここは、グラミー賞がLAでの開催に固定する前、ニューヨークでのグラミー賞の会場に使われていたところ。NHKホールに向かってタレントさん達が急ぎ足で向かっていった、かつてのレコード大賞の武道館のようなところ・・・というと当たっていないのですが、まぁ、そんな感じです。

それから、ここはコーラスラインの公演が長年に渡って行われてきたホールとしても有名です。


ホールに入ってすぐの待ち合い室。アルーデコの美術館のようです。
待合室でカクテルが供され、本ホール開場までのひと時をアールデコ鑑賞とお酒と談話で素敵に過ごします。大人の文化を感じます。




屋内テラスで、カクテルが振る舞われます。上流階級の香りがします。
物語のある壁画。

館内に敷き詰められた絨毯も音楽しています。

階段、廊下は金ピカ。
ドナルドトランプはこれを真似したのでしょうか?
ウォーターファウンテンもアールデコ風。
ロッカフェラーセンター全体のデザインとマッチしています。

待合室で供されるカクテルにもアールデコの輝きが。
未来派を感じます。

いよいよ開場。
本ホールへ。
本ホールの壁にも音楽なウォールアートが。
カマボコ型の不思議なホールです。
混みゴミしたマンハッタンにこんなに広いホールがあるとはびっくりです。
いよいよ開演。総勢20名以上のアレサフランクリンオーケストラ。
ソウルの女王登場。
フィラデルフィアとは客層も違い、ヨーロッパ系アメリカ人、ヨーロッパ人がほとんど。
選曲もR&B+ソウルが中心だったフィラデルフィアと異なり、ゴスペル、ブルース、バラードが中心。ニューヨークを意識した選曲でした。
オトナ指数高し。

風邪の病み上がりだったそうなのですが、なんのその、MCの時は咳き込んでいても歌えばPAがいらないほどの声量と見事な歌唱表現力で聴衆を引きつけます。さらに顧客満足を意識した、リスペクトのある姿勢。
プロ中のプロですね。
ちなみに、コーラスの左端の方はホイットニーヒュストンのお母様なのだそうな。

TemptationsのAli Ollie Woodsonがゲストに現れデュエットを歌ったり、最前列にはお客さんとして、Ashiford & Simpsonが来てたりとニューヨークならではのサプライズもありました。

ショーもホールも味わえた、素晴らしい夕方の一時でした。

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