Thursday, June 21, 2007

こっちの水は甘いぞ

プリンストン一帯は照明制限がかかっているとかで、夜は真っ暗になります。
暗くなりかかるとなにやら、裏庭のあちらこちらに小さな光が点滅。

そう、蛍です。
光の色、点灯時間とも日本のゲンジホタルやヘイケホタルとは違う感じで、光の色は黄金色、連続点灯時間は1秒未満2〜3回点滅、基本的には飛行中に点灯するようです。

どこで光るかわからず、光っても直ぐに消えてしまうので、さながら流星群の夜に流れ星を探す感覚です。
深夜になり、裏庭の先にある森はあちらこちらが光って、オリンピックの開会式のスタンドのストロボの光のよう。
クリスマスツリーにするには相当数の蛍が必要ですが、それも可能なくらい、明るい光を放ちます。

蛍といえば、発熱をほとんど伴わないルシフェリンの生物発光。エネルギー問題、環境問題が叫ばれる中、生物発光を応用したテクノロジーは誰か真剣に取り組んでいるんでしょうか。裏庭の蛍を見ながら、風情のないことを考えてしまいました。

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